ゼロワンのルール
ダーツの種目『ゼロワン』とは
ゼロワンはダーツの中で最もポピュラーな種目の1つです。ゲームのスタート時に「301,501,701,901,1101,1501」など下2ケタが01から始まる持ち点からスタートし、ダーツがヒットした数字だけ持ち点が減り、ピッタリ0にするゲームです。
ゼロワンはスティールダーツ(ハードダーツ)では501、ソフトダーツでは501や701が最も主流です。ゼロワンはプロの競技で最も使用されています。
ゼロワンのルール
- ゼロワンは「301,501,701,901,1101,1501」など下2ケタが01から始まる持ち点からスタートします。
- プレイヤーは各ラウンド毎に3投します。3投以内に持ち点が0になった場合はその時点で終了します。
- ダーツがヒットした数字だけ持ち点が減ります。
- 最初に点数をピッタリ0にしたプレイヤーの勝利、または、指定したラウンドでフィニッシュできなかった場合は持ち点の少ないプレイヤーの勝利となります。
- 残りの持ち数をピッタリ0にできず、マイナスになってしまうことをBUST(バースト)といいます。3投していなくてもBUSTした時点でそのラウンドは終了となり、次のラウンド開始時の持ち点はBUSTしたラウンドの開始時に戻ります。
ゼロワンの基本は『ファットブル・オープンイン・オープンアウト』です。
ファットブル:インナーブルもアウターブルも50点とするルール。
オープンイン:どのナンバーからスタートしても良いという意味。
オープンアウト:持ち点がピッタリが0になれば、どのナンバーでフィニッシュしても良いという意味です。
その他の特殊なルールは以下で説明していきます。
ファットブル・セパレートブル
ファットブル
アウターブルとインナーブルを共に50点とするルール。
ファットブルルールの場合はブルの得点効率が高いため、ブルを狙ってスコアを削っていきます。
セパレートブル
アウターブルを25点、インナーブルを50点とするルール。
セパレートブルルールの場合、ブルの得点効率よりもトリプルの得点効率の方が高くなるため、ブルではなく20などの大きいナンバーのトリプルを狙って得点を削っていくのが基本となります。
得点効率ってどういうこと?
おおよそだけど、インナーブルよりもトリプルの方が3倍大きく、トリプルよりもブル全体の方が3倍大きい事を覚えておいて!
ダーツで最も得点が高いのは20のトリプルで60点、ブルの得点は50点です。
ファットブルの場合は得点が50点のブルの面積は、60点のトリプルの面積の3倍広いです。10点の得点差であれば、3倍広くて狙いやすいブルを狙った方が得点効率があがります。
逆に、セパレートブルルールの場合は、50点のインナーブルの面積よりも高得点のトリプルの面積の方が3倍広いので、トリプルを狙った方が得点効率が上がります。
もちろんファットブルでも20Tのヒット率とブルのヒット率が同じであれば20Tを狙った方が良いよ!
3倍面積が違うのにヒット率は同じは無理だよ・・・ファットブルの時はブルを狙うね
オープンイン・ダブルイン
オープンインルール
最初の1投をどこに投げても良いルールです。このルールが一般的。
ダブルインルール
最初の1投をダブルに入れなければならない。ダブルに入る前にヒットした得点はカウントされない。
現在このルールを採用している有名なダーツトーナメントはPDCワールドグランプリのみである。
オープンアウト・ダブルアウト・マスターアウト
オープンアウト
最後の1投(フィニッシュ)の方法に指定が無いルール。
ナンバー・シングル・ダブル・トリプル・ブル・インナーブルを問わずにゲームをフィニッシュする事ができる。
ダブルアウト
ゲームの最後の1投をダブルで終えなければいけないルール。
マスターアウト
ゲームの最後の一投をダブル・トリプルまたはブルで終えなければいけないルール。
プロのルール
PDC
501/セパレートブル/オープンイン/ダブルアウト(ワールドグランプリ以外)
501/セパレートブル/ダブルイン/ダブルアウト(ワールドグランプリのみ)
JAPAN
701/ファットブル/オープンイン/マスターアウト(奇数ステージ)
701/セパレートブル/オープンイン/マスターアウト(偶数ステージ)
PERFECT
501/セパレートブル/オープンイン/ダブルアウト